2007年02月27日
建築家展
先日建築家展に参加して来ました、特定のクライアントではなく不特定多数の人々にプレゼンする行為は私にとって過去一度しか経験がなくてとても難しいものだと思いました、自分の考えをいかに簡潔に表現し空間の中身を理解してもらえるか、写真と模型を効果的に用い1部図面を用いるなどするのですが、ほとんどの建築家はプロの写真を効果的レイアウトしてまとめていました、今回は1つのパネルに3点ほどの写真を展示する程度でしたから、ぱっと見て帰られる人が多く、やはり点数を増やし興味を持って立ち止まってみてもらえるようにしないといけないと思いました、幸いだったのは、簡単なパンフレットに多数の作品をレイアウトした事で地元の人が作品を多少知ってくれていたから、話もでき、まあまあの結果でしたが、3月には会津若松で行う事が決まっており(3月10・11・12日)相当作りこまないとアピールできないなと感じたしだいです.sougou.jpg
 
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2007年02月21日
シュークリーム

福島県で印象に残るシュークリームのひとつ、昨年秋新装OPENしたシュルプリーズでは生地の上にナッツのトッピングがしてあり食感とクリームが交わった時のバランスが絶妙です、造り置きせず、都度新鮮なケーキが味わえるのも人気の理由です.私も甘いものが大好きで、誕生日が3月3日だから、ひな祭りには甘いものを食べ、なんとなく綺麗なものにあこがれる性格は小さなケーキの彩りやシックなコーディネイトと相まって見ていてもあきません、新装なってショウケースが一回り大きくなり種類が多く選ぶ楽しさと悩みが増えました.

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2007年02月20日
コンクリートと木造併用住宅

小春日和の温かい日が続いていますが、温暖化の影響で氷河や両極の氷が溶け出し大気中の水蒸気量が増えれば当然豪雨や台風など自然環境は益々厳しくなってきます.我々が設計している現在の建物は今後10年後あるいは20年後の環境に耐えうる建物でなければならないと考えます.軽い木造では頑丈に造れても風圧には弱くその面ではコンクリート構造にかないません、しかし建築費が割高であるため、当事務所ではハイブリット工法として、基本構造体をコンクリートで施工し、間仕切りや外壁部分に木造を採用する事で、将来の間取り変更や外部模様替えが安易にでき、維持管理を安易にし数世代間で引き継ぐ事のできる100年住宅を目指しています.厳しくなる自然環境に今から意識を持ち、安全で快適な暮らしを考えて見てはいかがでしょうか、詳細はホームページhttp://www.yoshida-ad.jp/hybrid/index.htmlで確認できます.

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2007年02月19日
リフォームについて

時々ですがリフォームの相談を受ける場合があります、壊して新築か、リフォームで再生か、小規模は別にして大規模な間取り変更をともなうリフォームですと、既存部分を解体撤去したあとで外部、内部床、壁、天井の全面リフォームの場合、新築との差は基礎や構造体が再利用できる程度ですが、間取り変更にともなう新たな基礎工事や、耐力的な補強も考慮し又屋根の古い瓦の交換などでは解体撤去資材の処分に費用がかさみ、新築との金額差がわずかな場合があります、もちろん仮住まいの問題も発生しますから、費用の差はますます小さくなる傾向にあり、愛着の度合いもあって、しっかり作られた木造建築ならまだ良いのですが基礎も無筋で構造体も脆弱な場合は壊して新築したほうが良い場合もあります、TVで行われるリフォーム工事など様々な配慮により素晴らしい建築に生まれ変わる場合がありますが、建物によっては元々が古い構造体であるため、その後30年使用できるか疑問が残りそうです、費用は幾分安いようですが、新築で計画した場合などほんの少し割高で計画できる場合もあるように感じます.2年ほど前にリフォームした建物は和風住宅でその当時2間の和室に秋田杉を使用するなど愛着があり、理解していただいた中で前面改築した事例です.

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2007年02月05日
和室2間
地方都市で二世帯から三世帯が同居する家の設計だと、圧倒的に2間続きが多いです、居間食堂を普通に使いこなしていても和室に神棚や仏壇が必ずあり大黒柱や差鴨居のある作りが今でも普通に作られています.和室は多目的に使え、多人数に柔軟に対応できる良さがあり、日本の伝統行事をしつらえると彩りもあり優美に感じます、素材事態が自然のものであり、いにしえの時代より使用されていた珪藻土などは様々な効用もあり見直され、洋間にも普通に使用され、現在は和洋の区分ではなく日本的感性に働きかける造形や素材を生かしたデザインが主流に感じます、そこには空間の合理性だけではなく、精神に働きかける美意識があります.さらに純化してシンプルに構成すればアートですね.

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