2008年09月23日
新作紹介(家族3人の小さな1ルームの家)
久しぶりの投稿です、年始めに母が脳出血で入院し、退院後は少し痴呆が進んでいる親父が介護している老老介護の状態で、一日に数回、御風呂や食事の用意をしてくれるヘルパーさんがいるおかげで、私も仕事を進める事ができますが、実際経験してみると、介護は想像以上に過酷で精神的にも大変な作業でした、通常の意識から離れた、予想できない行動は全く危険であり、高齢化社会の現実を自ら体験する事で、住宅のありようをいろいろ考える事ができました、今回紹介する家は、将来を見越し可能な限り1ルームの中でプライバシーを保ちつつ、小さくとも十分広く開放的に感じれるよう寝室の間仕切りは途中までの腰壁にしたり、台所は格子の目隠しで納めたりと、完成が楽しみな小住宅(27坪)です、外観はシンプルにする事で屋根や外壁、木材などの架構をきれいに又コストを下げることが可能で、45万/坪で計画する事ができた事例です.建物は2階建てで、2階部分にファミリーホールと子供部屋、予備室として1階寝室と続いてる和室があり、住まい手の工夫で様々な生活を演出できる連続しつつもプライバシーが保てる計画がしてあります.20080923123231.jpg20080923123302.jpg
 
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