2011年01月06日
初夢 「新年あけましておめでとうございます」
2011年、新年あけましておめでとうございます。
年の変わり目は、気持を切替できる良い機会だと思っています。
今年は・・・・  いろいろな夢を持ちつつ仕事をしていますが、今年再チャレンジして見ようと思うプロジェクトがあります。
人は様々な社会との関わりで生活していますが、経済力を基盤に置いたシステムには限界があるように感じているのは、私だけではないと思います。
経済が右肩上がりで成り立つ背景には一億総中流といわれた、経済的な豊かさの基盤が背景にありバランスが取れていましたが、世界的にみれば低開発諸国の利益を日本国民が享受していただけに過ぎないのかもしれません。
建築を通じて出来る事(10年前の社会情勢も不思議に似通っています)
以前(10年ほど前)郡山市八山田に3階建のマンション「リュミエール」を計画し実現にいたりました。
長年温めていた夢は一枚のスケッチから始まります。 

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3階建のこのマンションは1階部分に店舗及び事務所といったテナントスペース、2階と3階がスキップする住居部分とから出来ています。
8テナント+8世帯から計画されており、1階テナントと2〜3階住居を同時所有する事及び定期借地権を上手に利用し支払い総額を抑え(当時1.980万)1階テナント部分を賃貸にまわす事で支払い額を減らし、16年後からは費用が掛からない企画でした。(当時は土地が坪35万で割高でしたが、現在20万以下なら購入でも可能)
1部入居者が決まっていた部分はオーダー設計可能で内装や住宅設備にこだわったお客様も当時いらっしゃいました。201101061328543711.jpg2011010613294330787.jpg2011010613302330910.jpg










建物の両側より通り抜けできる事で      3階吹抜けとロフトのある        屋上は第二のリビング
自然に足を運ばせる魅力的なストリート   ゆったりしたスペースの洋間      自然回避のリラクゼーション

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住居を複合化することで共用部分を有効利用し、テナントや1DKとして計画し、賃料があれば、その分支払いが楽になり又、借り手に対しては相場より安く提供する事ができます、その結果利用者双方にいろいろなメリットが生まれます。
定期借地権の欠点は50年を目安に建物を譲渡あるいは解体撤去せざるを得ない法規制がありますが、私は20年をめどに無償譲渡してもビジネスとして成り立つであろうとイメージしています。
現在地方は土地が安く入手できる環境になりつつあり、自前で6世帯から希望者があつまれば
このような収益を確保できるマンションを計画する事は十分可能です。
地主さんから土地を有効に利用してほしい相談が集まってきています。
より多くの人が負担の無い生活を実現するためには、住居にかかわる費用を抑える手段として収益が確保できるマンションは、相互に助け合う事で安心できる環境が計画可能であり、ます。
本年はこのような住民参加の企画型マンション(あるいはフリー設計可能なコーポラティブハウス)
面白いと思いそんな夢を見てはイメージしていました。
新年早々の長い文章申し訳ありません、
お読みくださった皆様にとって本当に良い一年でありますようお祈りしています、
ありがとうございます。

   
  t.yoshida 

  計画概要PDF(10年前ですが土地価格が高い以外は2011年に社会状況が似ています)












20110106155950126.pdf (101KB)

 
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