2011年01月24日
「医院併用住宅」鉄筋コンクリート構造による
少し前から長期優良住宅という触れ込みで建物をしっかり造り、その上で維持管理を適切に
することで、住宅の耐用年数を長くする試みが一般化してきました。
目標として100年から200年でしょうか、現在平均27年程度で建替えされている住宅ですが、
アメリカは80数年でありヨーロッパはもっと長いです。
日本がいかに脆弱な建物を量産してきたか、あるいはリフォームが苦手なんですね.
素材を生かしたデザインと壁に付加するデザイン手法の違いもありますね、
インテリアの構成が構造と空間インテリアが一体化してるのが和風(日本風)ですが
ヨーロッパのそれは付け加え成り立つように感じます。
私が鉄筋コンクリートにこだわるのは、単純に耐用期間(法的にも)50〜60年持つからです。
もちろんメンテナンスした建物とそうでない建物では雲泥の差はありますが、それでも価格差が
木造と比べて倍も違うわけではありません、せいぜい1.2倍〜1.4倍程度と経済的です。
鉄筋コンクリート構造は、インテリアのリフォームや設備機器のリフォームが比較的簡単でそのつど新築同様に再生させる事が木造に比べて容易なため本当に100年単位で維持が可能ですよ。
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医院が続きますが、2階が住居で1階部分が医院を予定しています、もう少し先のようですが・・・
外観には住居らしさを排除し医療施設の顔だけを見せています。ゆるいRの屋根はゆったりした居間や寝室、子供室(ロフトがあったり)として空間を最大限利用した計画をしています。


 
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