2011年03月11日
大切に思うこと「理念としての耐震性」 突然の大震災
 
理念としていつも大切に考えている事がほかにもたくさんあります、それは建物の耐震性です。
最近NZで大変不幸な地震があり、多くの志を持った日本人が震災に巻き込まれ、いまだ確認できない状況が続いており家族の苦悩を思うと本当に気の毒でなりません。
何日か前にも中国で割合大きな地震があり不幸な出来事が後を絶ちません。
1年前でハイチで起こった地震では20万人以上が亡くなるという震災があったばかりです。
地震で人が亡くなるより実際には建物の倒壊や飛散物や落下物、その他人工的な物による破損の影響が直接人に危害を加え、建物や人工物が凶器として人を死に至らしめるのです
安全な建物を作る義務が設計者には求められています。
私が鉄筋コンクリート構造や木造でも柱を太くしたり4隅に壁を設け構造的に安定した建物形状
にするのはこの地震に対応できる事を常に意識しています。
しかし現在はさらに可変性や永続性がより求められており、これからはしっかりした建築物を
リニューアルしながら改善していく方法が主流になると思います。
私どもはそれらを考慮して鉄筋コンクリート構造と木造を組み合わせる事で
様々な問題を解決できる「ハイブリット工法」を提案しています。

午後からまとめようと思っていたところ

この後初めて体験する巨大地震に遭遇しました

最初の地震はお客様のところ(古い木造家屋)でしたがあまりの揺れに建物の倒壊
を恐れ庭に、はだしのまま住人と一緒に飛び出しました。
地震=建物の揺れと思っていましたが地面が波打って揺れる感覚はとても
恐ろしいものです、その後も余震は幾度となく続きその間にTVでは津波情報をリアルタイムで
放送していて、2分前  1分前・・・  
津波の高さはそれまでせいぜい何十センチしかイメージがありませんでしたが
3m  7m  10m の表示にまさか、間違いだろ・・・うそ・・・
これが本当なら大変な事になる・・・
そう思いながらも次にテレビが写し出した画像は津波にさらわれる車や船舶・・・
恐ろしい現実でした・・・
突然命を奪われた人々にかける言葉もありません
残酷な現実に絶句です
その後恐怖の原子力発電所の事故・・・
人類に警鐘を鳴らし続けているように感じます
自然の驚異、つなみの前に建築物は無力でした。

世界から援助が差し向けられありがたい事です

せめて世界からの支援がそのまま世界の平和につながると良いと想います
暖かい思いやりの心があるならもう争いはやめて助け合う世の中を・・・
突然なくなった多くの命を無駄にしないためにも
心ある望ましい世の中を熱望しています。
あまりにも残酷な地獄、私の多くの浜通りの仲間たちとも
全く連絡が取れません
無事でいる事を祈るだけです。









 
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