2012年06月05日
雪国会津の住宅「進行プロジェクトから様々な試み」

街道沿いの湊町は積雪1.5mの豪雪地帯、朝早くから除雪が行われていても道路だけで、
敷地内には昨晩積もった雪の除雪から朝がはじまり,そのため車庫は必需品です。
屋根から落ちる雪は隣地に落ちればトラブルになり又北側に落ちる雪は春先まで残ります。
今回はそんな条件の中、RC+木造での提案で基本プランを計画、
これなら屋根の大半をフラットにして雪を屋根に乗せても構造的に大丈夫であり
ハイブリットの良さをいかした基本設計ができあがりました。
コンクリートの柱6本が構造体で外壁を木造とする事で地震や積雪に十分耐えうる計画がほぼ
出来上がったのが下記の計画案でRC+木造のハイブリット工法です。

201206060811295833.jpg

様々な可能性を持つこのRC+木造の組み合わせですが、今回はあまりにも地盤の条件が
良くなく、そのため木造で設計を進め、木造の様々な美点をいかした形でまとまりました。
ハイブリット住宅概要/blog/238.html

P1010621_1.jpg


西側から雪を落とす事を検討・・・(反対側に雪たまりができそうで、プラン修正)

P1010613.jpg


雪対策として道路から車庫脇の通路を通り母屋のバルコニー下から玄関まで通じています。
冬場はバルコニー下のシャッターが雪から保護してくれます(中央部分はFIXサッシで明かるく)

模型で雪をどのように処理するか様々な検討を加え最終的にはシンプルな片流れの屋根形状で

現在工事がはじまり6月下旬には上棟の予定です、内容等は進行に合せて紹介いたします。
中途計画案のRC+木造での提案をPDFにて添付(平面及び立面)
 


20120605193236883.pdf (264KB)

 
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