ミャンマーの建築事情「アジア最後のフロンティアから」
ミャンマー最大の都市ヤンゴン(首都はネピドー)・・・
世界で一番日本車が走っている国なんだそうです(私は日本と思っていました)
だいぶ古い日本車の中を真新しいレクサスが走って・・・日本の2倍の価格・・・
1ヶ月の月給が8.000円〜12.000円で・・・どうしたら購入できるのでしょう
信じられない格差はヤンゴン再開発ビルのマンションや戸建て住宅
価格3.500万〜5.000万で販売
飛ぶように売れているそうです・・・一般人の年収300年分(気が遠くなります)
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ヤンゴン再開発地域の高価格(高級)住宅街
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人気のあるウオーターフロント
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工事中の現場(ほとんどが建売住宅)
工事現場・ほとんどは鉄筋コンクリートの柱に煉瓦を積んでモルタル下地処理をし
塗装もしくはタイル貼り仕上、左官工事に塗装工事の職種でほとんどが対応できるため
高層ビルも同じ方法で施工されています。
(華奢な柱・・・地震が来たら怖いそんな建物でした)
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屋根は鉄骨下地に遮熱シート/開口部は木製サッシ
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サッシは中国製(すきま風が入るクオリティの低さ)
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シンプルなシステムキッチン、IHもガス台も無く自前・・・ 
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階段に木製手すりを取り付ける段取り(職人さんはサンダルあるいは裸足)
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建設現場が作業場・・・加工組み立て、家具も現地組立・・・
塗装が終わった場所で仕事をしていれば当然壁は汚れ,また塗装の繰り返し・・・
現場の工期は日本にくらべ2倍ほどかかりそう
ほんの少しの工夫で無駄がなく綺麗にできそうに思うのは日本人の繊細な感覚
現地ではこれが普通・・・だから日本品質に人気があつまります。
現在ミャンマーで戸建住宅やマンション、改修などの設計を行いながら
現地スタッフにインテリアや改修の実務を指導中です。
必死に目を輝かせながら勉強する若いスタッフの未来はとても
明るいだろうと思いながら自分の青春時代とオーバーラップ
現地で青春を謳歌しています。


 
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