福島県内の岩瀬地区に文化財に登録された江戸時代の建物
「
渡辺家住宅」が昨年火災で消失
大震災に耐えた建物は風呂場煙突の火が母屋に移りほとんど全て灰となったのです。
消失後に当主は再建を決意
江戸時代そのままの建物をイメージし現代の技術と相まって建築する事に
直接山から丸太を切り出し製材乾燥そして加工と材料が用意できるまでずいぶん長い時間がかかり昨年末にようやく上棟し屋根廻りまで終わったところです。
敷地内で製材および加工、その後自然乾燥 くるいやあばれの後適切な場所に使用
無事上棟しました、丸柱は240角の柱に変更されましたが、そのまま外部に露出となり
柱と梁、その開口部のバランスが美しい日本家屋を造り出します。
屋根の勾配も大事な要素で抑え気味にすれば品位を感じる建物となり、少しきつい勾配は
豪放なイメージになり(とても繊細で美意識の高い感覚は日本人独自の感性です)
内部の柱と差鴨居、上部の化粧梁(木組みのバランスが美しい空間をめざして)
屋根工事まで年内完了し、その後内部および外部・・・最終完了まではもう数ヶ月
初夏までは終わりそうですね。
敷地廻りには石楠花が数百種類(県内だけでみれるのはここだけです)
国内産の石楠花や外国産もあり・・・のんびり楽しめるそんな素敵な場所がもうすぐです。
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