2008年02月20日
二世帯住宅(大家族の家)

着工予定の二世帯住宅です、今では二世帯で、ご両親、若夫婦、お孫さん、家族一緒に住むことは大家族の家に思えます、小さい子供のいる家庭は毎日がにぎやかなイベント会場で、ご両親も若くいられるように感じます、子供たちにとっても訪問すれば挨拶など様々な人間関係の中で自然にもまれコミュニケーションが得られることはそれだけで恵まれた環境に感じます、二世帯には様々なメリットがあります、建築資金にしても土地などご両親から引き継いだりして、その分建築費にゆとりが生まれ、スペースや設備に配慮した住宅が可能です、以前から二世帯で生活していた場合は役割分担が明確に決まっている場合が多く、そのまま新しい生活になじむ事と思います、しかし計画が息子さんなど一度外で生活結婚した後で、ご両親と一緒に住む場合はそれぞれの自己主張や生活をどのようにまとめるか計画がなかなか難しい場合が多いです、それで玄関から完全独立させる場合(この場合は二世帯より集合住宅ですね)、あるいは台所/食堂が別な場合や、便所、洗面、浴室が独立する場合もあり、それでも週末は家族一緒になれる居間や和室が必要だったり、たくさんの計画ができそうで、設計者としては外観デザインや間取りより、一番悩むのは快適な日常生活のプログラムの設定にあるような気がします、
そのプログラムもバージョンアップが必要と思い、多用途の生活に対応できる柔軟さをいつも考慮して計画することが後々の生活領域を広げる手法であり上手な二世帯の配慮と思います、今後できるだけ生活者からの視点で間取りなども交え紹介していきますので楽しみにしてください.

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