2010年10月19日
コーヒーブレイク 「ドイツ館とイタリア館」
先月、尖閣問題が浮上する少し前、万博の建物で気になるデザインがあり(ドイツ館ですが)上海まで行って見てきました、小さな写真で見たドイツ館はマッスとしての塊がどのような素材でできているかに
とても興味がありました、コンクリートのようでもスチールの壁でもなさそうで、少し傾いた壁がとても新鮮に感じたのです。P1020984.jpg
この写真でみるとよくわかりませんが、壁の内側からは外部が透けて見えます、シート地でできていました。
なるほど・・・ですね。P1030008.jpg









どこかバウハウスのデザインに似てシンプルなバランスの良さは感じますが、暗いグレー色などは
ドイツ的に感じますね。

かわってイタリア館はクラッシックな外観と素材を利用しながらも、とてもすっきりと内外ともわかりやすい
デザインで、イタリアを代表するフェラーリや等身大の大聖堂の一部をカットした模型など見ごたえのある展示でした。2010101912061818848.jpg

















































イタリアンテイストは華やかさと楽しさにあふれ(ドイツ人気質とは違う良さが感じられます)、ワインが壁面いっぱいにディスプレイされているその天井には赤い薔薇の花で埋めつくされており、その演出に
さすがと・・・
ただただ素敵ですね。
ドイツの理知的な感覚とは別に、直接大脳に働きかけてくる情感はストレートで官能的です、
このような一時のせつな的な快楽はイタリアならではですね。

 
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