2012年02月19日
空冷ポルシェ993
ブログの中でポルシェや117クーペからアクセスしてくるマニアの方々が多いようなので
私自身の思い出の愛車について書いてみます。
20代で初めてカルチャーショックを受けた車が117クーペです・・・
造形が他の日本車と違い美しく初めてデザインを意識した瞬間でした。
ポルシェ911は決して好きなデザインではありませんでしたが友人から譲ってもらった
VWのエンジンを積んだ914(ワーゲンポルシェ)を体感してポルシェの凄さを初めて知りました。
すでに20年経過した914は110馬力程度と記憶していますがその安定したコーナーリングはアペレージスピードが高く低い車高と軽い車体は低いギヤを使用する事で十分楽しめる車でした。
屋根が外れてオープンカーになる心地よさも嬉しいおまけでした・・・
993ポルシェはその優しい曲面が他の964・930と違い
女性的なスタイルと思っています・・・
運転の楽しい車ですが多少の癖があり、その事がポルシェらしい個性のような気がします。

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インテリアは写真で見るより小さくウインドーに手が届きます、車内は軽自動車ほどしかありません
タイトで狭い室内に後から響くエンジン音はいかにもレーシングカーの雰囲気で
硬質な外観と硬いドアの開閉音(カキーン・・)や
計器の様なメーターはマシーンをイメージさせてくれます。
この時代のAT(テイプトロニック)は4速で街乗りから高速は十分ですが
山道ではギヤが少なくスムーズさに欠きワインディングでは少し物たりないように感じます。
4人乗りでも後は窮屈ですが小学生低学年までなら十分なゆとりがあり
家族3人あるいは4人でも小学生までならポルシェ1台で不自由はしませんね。

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993の全体的に優しいラインは女性的ですが、リアのウイングは速度により自動でUPすると
そこは無骨で洗練さは無く力強い男性的なイメージが強調されるように感じます。
普通に運転するには問題はありませんが実際はフロントが軽いため曲がりにくい車で交差点でもスムーズに曲がるにはブレーキ操作で前輪に荷重を移動しないと
曲がりにくい特性があってリア荷重と十分なトルク・ブレーキを効果的に利用する事で
軽量なポルシェは意のままに操る事ができます
心配する故障ですが一年に一度の定期検査や1万キロ程度でのオイル交換やフィルター交換
以外に費用はかからずとても丈夫な故障の心配ない車です、
ただ1000kmに1リットルくらいは自分でオイルを足さないといけませんが・・・
維持しやすい故障のすくないポルシェは現在とても買いやすい車と思います、
オーナーが大切に所有している場合がほとんどで
セカンドカーでの使用が多いため程度が良く十分楽しめます。

 
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