2012年08月05日
四半世紀「ときの流れ」
旅行から帰った朝、あまりの強い日差しに・・・もう昼過ぎ・・・いいえ普通に朝の陽光でした。
イタリアも明るい太陽の国ですが、日本はさらに光輝く黄金の国・・・
日本の国旗が太陽をイメージしたなら世界を見据えたシンボル・・・そんな風に感じます。
旅行中は毎日が快晴でものすごい暑さ・・・石タタミの床に遺跡だらけの石造建築・・・
街全体が陽炎ただよう幻の街、25年ぶりにおとづれた記憶とオーバーラップします・・・
すべてが過去のままですべてが変化した街は25年前・・・遺跡以外の壁は漆喰で塗られた左官壁が主流、今は安物の塗装となり、少し明るめの壁は古くても気品ただようシックな雰囲気から
地域によってはアジアを連想させる安物の街に変わったようで・・・すこし残念。
観光客の多さに入場制限された美術館など当日券では入れない施設も多く、
4度目のイタリアでしたがお土産やばかりの雰囲気に古都を感じることはできませんでした。
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混雑した通りの上は昔のままの街・・・          アーチ構造が石造の基本(圧縮力だけの構造)
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絵になる古いアルファロメオですが・・・
このような赤い色の車はイタリアでは少なくほとんどがグレーかシルバー
イタリア風メージが強い赤いアルファロメオも日本のほうが多いようです(創られたイタリアのイメージ)
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あまりに有名なコロッセオです・・・以前はなかった床ができていました。
血塗られた闘技場・・・人間は残酷です(現在もそうかも知れませんが・・・)
断面図があると良くわかりますね・・・
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25年前反対側からの写真です、雑草が生え荒れ放題でしたが
過去そのままを感じさせてくれる圧倒的な迫力があり感動しました・・・
現在は綺麗になり内部に展示スペースや便所もありますが
なぜか物足りなさを感じてしまいました。
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オシャレなレストラン、シンプルな白と黒それにアクセントの赤が綺麗です・・・
屋外のテーブル席がまた良かったですが人が多くカメラを向けられませんでした・・・
一人前のピザ、大きすぎて3人で取り分けて・・・カルボナーラも濃厚でおいしいです。
本場のビザ・・・雰囲気が良いのか食が進みます。
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写真で見えるベスビオ火山が突然噴火6mの火山灰に埋もれた街ボンペイ
当時は3.000m級の山だそうですが山の稜線をむすんでもそんな高さには感じません・・・
(いつか世界のどこかでおきるであろう災害・・・現実に増えつつある災害に人災である原発事故もあり世界は混沌として・・・解決の糸口が見えてこない世界も日本も・・・単純な助け合いさえできない病気におかされた社会のようです)
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賑わいを見せるスペイン広場界隈、手前泉の水はペットボトルに水を入れる多くの人でいっぱい
本当に必要な物はそう多くは無いのかも知れません
普通に寄り添い争う事なく広場でにぎわう平和な社会が必ず近未来には実現する事でしょう
今回はアジアの人やイタリア人その他多くの人と片言の英語でも十分通じ合い
快適な旅行ができました。

最初のホテルではルームブッキングで別のホテルまで夜中歩いたり、朝早くのツアーで朝食をとれないまま前のホテルに朝早く移ったりと・・・トラブル続きでした、それでも
朝早いおかげで丘陵地から松の木越しに朝日に映える美しい風景を目にする事ができ
なにより旅行ができることさえ幸せな時代・・・
25年前はローマで見た夕日が遺跡群を美しく感じさせ
今回は朝日が幸せな未来を感じさせてくれたようです.


 
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